値上がり

日本はデフレが長い間続き 経済の停滞が起こっていた 時の総理安倍さんは アベノミクスとか言って 何とかデフレ状態を脱却すべく 黒田日銀総裁に黒田バズーカ砲と名付けて思い切った低金利方を発令 それでも物価は上がらなかった

黒田バズーカは2年間の間2%の物価上昇をさせる言うもので 私などは国家がインフレ政策を取るのは何と変わったことだろうと考えていた 終戦後から物価は毎年少しずつ上がって行くのが当然と言う時代が長かったからだ 政府も物価が上がると国民の不満が増すので インフレ対策を行ってきたと思うからである しかし 物価が上がると物を作っている生産者や加工業者の所得が増す 即ち所得が増す かくして国家の経済は上昇気運になる 結果として高度成長期のときの現象である

バブルがはじけて物の値段が上がらずサラリーも上がらずという低成長時代を迎える

近頃のテレビを何気なく見ていると 物価が食料品などを国民生活に直接に関係のあるものが値上がりしているという これは生活を圧迫して悪いニュースとして扱われているが 物価上昇を経済の低迷からの脱却と考えていた政府としては良いニュースではないのかと思ってしまう 黒田バズーカ云々が少しでも実現しているからだ

所得が上がらないのに物価だけ上がっても国民が苦しむだけだという テレビや新聞のご意見は分かるが 岸田総理は企業に向って 何とかして給料をあげてほしいと要請しているようである

高くなった物品をたたいてもとの安値にもしても又もデフレスパイラルの再現であろう 物価を安くするのではなく ここは企業に頑張ってもらい上がった物価に見合った給料をと願いたいものである