蹴るペットボトル

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このリハビリゲームは何に似ているかというと ラグビーのコンバージョンキックだと思う ラグビーでトライすると5点がはいる そのご コンバージョンキックの権利が与えられてボールをルールで定められている点からキックして2本ならんだポールの間を抜けるとあと2点が入る 五郎丸選手はこの難しいキックを独特のスタイルで見事に成功させていた

リハビリゲームの装置は椅子を逆さにしてその2本の足にさらに紙の円筒を継ぎ足したものをポールに見立てて ボールに見立てたペットボトルを蹴るというもの ポールを通過したかどうかを見るためにペットボトルの細い紐が取り付けてある

始めてみるとかなり難しいゲームで0点の人が多い ポールの横棒の下を通過すると100点上を通過すると500点であった 早い段階で500点を出す人が一人いたが それからはなかなか点が入らず100点の人が2,3人であった

見ていると 蹴るときに水平に蹴っている人が多いのが分かった これではペットボトルは低く飛んで横棒の下を通過してしまう それでも高得点である 蹴り方がペットボトルの側面を蹴ってしまい方向がずれてしまう人が多いからだ 

私の番が来た 要するに蹴るだけでなく蹴り上げればよいと言事を自分に言い聞かせた 1,2回は高く上がったが方向がずれていた 3回目だったと思う上手くポールの間を抜けることができた 久しぶりの成功に拍手が起こった これで十分である そして最後の一蹴りで同じようにポールを通過した 糸もポールの横棒に貼りついている 糸をたどり通過した軌跡を追求した結果 ポールの中の横棒でなく横棒の出っ張りを通過したころがわかった 本来ならばノーカウントになるはずだが 審査員のヘルパーさんはあまりにも皆の点が低かったので ここらで景気を付けたいと思ったのか横棒を通過したのでOKとしましょうと加点してくれた500点と500点で合計1000点で断トツの一番に躍り出た これは小学校中学校を通じて運動で一番になったことがなかったので95歳でやっと一番になったことになる 嬉しいというより なんだか不思議である