懐かしの味（シソパン）

戦後まもなく　日本に駐留してきたアメリカ人は　ホットドッグ用のパンに　焼きそばを入れた　焼きそばドッグ？を見て　日本人の　創造性　応用力　工夫力　にびっくりしたという話を聞いた　彼らにしてみれば　主食のパンの中に　主食のそばを入れるという　発想は　考え付かなかったことなのであろう　パンにしても　日本独特のアンパンを作った　この　シソパンも　日本人の大発明だろう　文豪の一人　永井荷風が　このシソパンが大好きで　いつも食べていた　ことが　新聞に出ていたのを覚えている
食べてみると　なんとも和食的な味がする　原料に紫蘇粉と紫蘇オイル(香料)を使ってある　　紫蘇は梅干　おにぎり　紫蘇味噌　等　日本食になくてはならないハーブのひとつだ　できたパンも　おのずから　日本的な味となる　懐かしい味で　しかも　好きな味である　ただし　外人が食べたとき　おいしいと感じるかは疑問である