古畑病院

古畑病院では検査が始まり レントゲン検査 超音波検査 血液検査 等々いろいろと長い間あったのだが詳細は忘却してわからない 姪も来てくれていて検査が終わり病室の準備をあれこれとしてくれた 長い間大変ご苦労な事である 別れ際に 伯父ちゃま 普通の腹痛のようですよ だから がっかりしないで元気を出して と言われた 腹痛も痛み止めのお蔭か収まっていた

しかし 翌日怪しい事実があるということで 超音波検査が念入りに行われた それで分かったことは 腸閉塞ということであった 腸閉塞というのは腸の一部がねじれたり 異常に細くなったりして 食べたものや腸液がそこを通過できず 通過しようとして何回も試し見るのでその都度痛みを感じるらしい そういえばあの波のように痛みが大きくなり引いたりしていたことの説明がつく

その後 一日置いて 内視鏡による検査と処置が行われた 暗い部屋であった 医師たちが4人ぐらいいて物々しいい 部屋は大きな窓ガラスのある壁で隣の部屋と仕切られていて 隣の部屋は煌煌と明るく暗い部屋はこの光だけで物が見える状態である

私は垂直に立っている壁のような板を背にして立っていると 板が足元から上がり頭は下がり斜めになってゆく 最後に水平になるであるが これが手術台であった 手術台はかなりの高さがある 鼻の孔に麻酔を塗り モニターを見ながら そこから内視鏡を差し込んでゆく モニターの一部が私にも見えて点滴だけで何も食べていないので意外ときれいなピンク色の内臓だけの映像が映し出されている

麻酔をしてあるといっても鼻は最も敏感な器官の一つ 内視鏡が差し込まれると 経験したことがない痛いのと苦しいのとで 最後まで耐えられるかと心配  先生はお構いなしにどんどん内視鏡のチュウブをさしこんでゆく

これは手術といっても 細くなっている腸の部分にチュウブをいれて押し広げる処置でした

【 まないたの 鯉の気持ちが よくわかり 】