再チューブ

その日のうち 再び手術室に呼ばれて 前と同じような手術を受ける 前の先生は 主治医で院長の息子の先生だったが 今度は年配の医師が処置に当たっていた また内視鏡と管がまた鼻から入れられる 痛くて苦しいのは同じだが一度経験しているので

覚悟して我慢ができた 処置が終わって モニターの静止画が残されていた 腸の一部が結索されているように見えていたのだが意味は全く不明である 手術と言うのは開腹手術を予想しいたのであるが もし これが手術なら大変楽なものだなと思う

腹部の痛みは取れていた しかし管は前と同じに袋と共にぶら下がり 袋には褐色の腸液がたまり 点滴生活が再開された そして一両日がたった頃 主治医の先生から手術のため手術が可能な大病院の 虎の門病院 へ移動してもらいますと言う旨の話を受けた 先生は少しシャイな方で何かすまなそうに言う 

すると 前に受けて再チューブの処置は手術でなくて 痛み止めの処置であったのだと思う このようにして虎ノ門への転院が決まった

【チューバ―を 引退したのに またチューバ―】