教科書2
物理 はアルキメデスの原理やパスカルの原理 レンズの公式など 近代物理としては陰極線(電子の真空空間中の流れ)があった この陰極線の実験で思い出がある 感応コイルと言う高電圧を発生する装置にクルックス管と言う真空管を繋ぐとクルックス管の陰極から電子が飛び出しガラス管の壁にぶつかる ぶつかった電子は蛍光を発する 電子の流れは電流と同じであるから磁石を近づけると曲がるのが見られる(フレミングの原理 例の親指と人差し指と中指をそれぞれ直角に立てるやつです) これを見るのに教室を真っ暗にする必要がある 悪ガキたちは相談してドングリを拾い真っ暗になって実験が終わった時 先生めがけてドングリを投げつけた 物理のO先生は特別に怖い先生であった 先生は烈火の如く怒ったのは勿論である
現代の物理はベクトルから速度 加速度などのニュートン力学から始めるがこれはなかった
化学もO先生から教えを受けたが化学式と記号 酸化還元などは今とほぼ同じ ただ化学物質の名前が旧式であった 例えば 炭酸水素ナトリウム は 重炭酸ソーダ など
英語の教科書は前にも書いたことがあるが本格的なイギリス英語でキングスイングリッシュと言われていた 今なら クイーンズイングリッシュ この頃エリザベス女王の父ジョージ六世の時代であった
教科書はKing’s crown readerと言って極めて格式ばった英語で 例えば会話の情景で
King’s Englishは American Englishは
How do you do? How are you?
I am quite well. I am fine.
It is splendid day isn’t it? It is fine today.
Yes indeed. Yes it is.
ずいぶん格式ばった英語で 戦後の Jack and Betty とはかなり違いました