どこかのテレビ局で古賀政男の特集をやっていた時のことであったと思う 古賀政男は 私は歌というものは 詩がお姉さんで曲は妹だと思います それは 昔の新妻鏡という映画の主題歌を例に出して  ♪僕が心の良人なら 君は心の花の妻―――― ♪なんという美しい出だしでしょう 佐藤惣之助先生はこの美しい歌を作詞してくださったので僕はそれになるべく合うように作曲させてもらいましたと言っていた

最近 NHKの うたコン という番組を見ていると 歌も時代により 随分変わってしまったと思う

古賀政男流に言うならば 踊りが長女 曲が次女で 詩は三女である(老人の個人的な感想です!) 耳が悪いせいか 詩はテロップがないと全然わからなかったからである です)

 

P.S.佐藤惣之助は天才詩人といわれた萩原朔太郎の義弟に当たります 他に赤城の子守歌 人生の並木道 湖畔の宿 などなどの有名な歌の作詞者です