自由民主党

長い間疑問に思っていることがある 日本はなぜアメリカのように2大政党にならないのかということである 日本の政治は大局的に言って自民党が牛耳ってきた 数年前 民主党鳩山内閣ができたとき これで日本もアメリカ並みの2大政党制になるだろうと思っていた 民主党内閣は長続きしないで 元の木阿弥の自民党に戻ってしまった その後の選挙でも自民党が選ばれて 民進党と名を変えた民主党は復活できないで数を減らした このままでは社会党のように風前の灯党になりかねない
この点に関して 政治評論家の 田原総一朗氏の論説を読んで なるほどと納得ができたので 自分なりに解釈して紹介したい
アメリカの共和党は大企業寄りで 大企業 生産者を育てるべく税を少なくしたり 関税をもうけたりして企業を守った
これに対してリベラル派と言われる民主党は国民の生活を安定さえるべく 国民の税をなるべく少なくするなどの努力をした
2つの党をひかくすると共和党は 世界との競争力を強くして お金が儲かった しかし国民の経済格差は大きくなり国民の不満を呼んだ
一方で民主党は福祉を大事にしているので この点弱者の味方である しかし生産性は落ちてくる 大本のGNPが少なくなってしまっては やがて福祉もままならないであろう
それで 行き過ぎを修正すべく両党が交代して政権にあたってうまくいっているのだと思う
日本では 自由党民主党があった 自由党アメリカの共和党に当たり資本家寄り 民主党は国民の生活寄り
ところが自由党自由民主党となった つまり アメリカでいえば 共和民主党 と言っているようなものである 両方の役目を一つの党が行っているので 民主党はあえて いらないわけである そして これは自民党うまい戦略なのだろう