危惧

中国が長い間続いていた一人っ子政策を廃止した 中国は人口が多すぎてこれ以上増えると養えなくなるということで始めた政策だった これは市場の価額により家畜の数を増減させるのと似ていて非人間的な感じがしていた しかし これは毎年人口が減ってゆく日本から見ると なんともうらやましいことである
今年も暮れてゆくが テレビを見ているとノーベル賞受賞者は2人もいて ミラノ万博では日本館が大人気で ラクビーでは南アフリカに劇的な勝利で おとぎ話が現実になったと世界から絶賛 日本の体操陣は金メダル 世界は改めて日本の実力のようなものを認めたようだ その一つの現れは観光客の急激な増加 日本は上昇気流に乗っているように見える しかし いつまで続くのかと思索をめぐらすと 暗い気持ちになってしまう どんな優秀な国であっても人口がじりじりと減ってゆく国には物理的に考えて 輝かしい未来があるとは思えないからである