会社と社員

東芝の元エンジニアが 同社のトップシークレトだったフラッシュメモリーの情報を盗み ライバル企業である 韓国の SKHynix に売り渡したという 
東芝の受けた損失は 膨大な開発資金 血のにじむよなう努力と研究 1000億にも達するという これは何とも腹立たしいニュースである 
私は日本の誇る IT企業が 今では サムソンやLGといった韓国企業の後塵を受けている これが何とも残念でたまらなかった そんな時なんと言うことをしてくれたのだという思いがするのだ
日本が経済大国としてのし上がってゆく高度成長期 日本の社員は 実に彼らの属している会社に対して忠実であった むしろ献身的でもあった 彼らの会社にほこりをもっていた 会社も社員に対しては たんに雇用にとって結ばれていた以上の面倒を見ていたと思う 会社と社員の結びつつきは強く われらの会社として 懸命に働いていた 彼らは社会人と言うより会社人だったと思う それが結果として実に短時間に経済大国にのし上がらせた最大の理由だと思う
今はこのような関係は過去のことであるという人も多いであろう 正社員とパート社員の問題 すぐ転職してしまう社員 など 会社と社員の関係は薄くなりつつあるのは事実である
しかし 務めていた自分の会社を危機に落としめるようなことを よくできるものだと思うのである
日本の社員はこんなに変わってしまったのだろいか?