東芝

何の関係もないのだが 好きな企業がある 東芝がその1つであった なぜそうなったのかとしいて言えば 子供時代 使っていた電球が マツダランプという東芝製品であったから懐かしいのである その東芝が今苦境に立っている 理由はアメリカのウエスティングハウスという電力会社を買収して子会社としたのであるがその会社の運営する原子力事業がうまくゆかず膨大な損失を被った 東芝はその損失を埋めるべく 一番の稼ぎ手ともいうべき半導体事業を切り離して他に売却して資金を得るという 経団連の榊原会長は まさに技術の宝石ともいうべき技術が海外へ流出してしまうのは耐えられないくらい残念なことであるといっている
アメリカの子会社の原子力事業がうまくいかなくなったのは そもそもの原因は福島の原子炉のメルトダウンにあるらしい あの事故以来 これでもかこれでもかとやたらに安全装置をつけなければならなくなり建設費用は上がるばかり
つまり 原子力事業は商売として成り立たないことを示したことになる これには原子力事業の理解者の1人であった私も考えざるを得なくなった あの日本を代表する優良企業東芝を存亡の危機に立たせてしまった原子力事業はとなんだったのかと 敗北感を禁じ得ない
今は“リーディングイノベーション“ だが ”電球から原子力まで” というのが昔の東芝のキャッチフレーズであった その原子力でつまずいてしまった
私のパソコンは富士通とアップルこれで十分である だが なんとなく気の毒なことが心の片隅にあり東芝ダイナブックをそれほど用もないのに買ってしまった まさに大海の一滴にすぎないが 東芝の復活を願っている