耳鳴りと鬱

私はかなり前から 耳が遠くなっている つまり難聴で これも年齢とともに進んできた これは老化現象の1つで仕方がない しかし同年代の人と比べても私の方が聞こえないことが多いと思う いつからこのようになったかを考えると はじめ耳鳴りが始まった かなり高音のチーーという音が絶えず聞こえるのである これは気になり 何とかならないかと思ってみたが どうにもならないことを発見した ただうるさい音を出すものがあっる場合そこを離れれば音が聞こえなくなる しかしどこに移動しても音源が耳の中にあるのでついて回るのである これは一旦気になったら避けることができない拷問のようなものである
幸い わたくしのずぼらな神経質でない性質がこれを救ってくれたと思う つまり気にしないようにしたのだ そうするとあまり気にならないが 気が付くとモノトーンのバックグラウンドミュージックがいつもなっている 
報道などで うつ病の人が増えているという このうつ病と耳鳴りには共通点がある うつ病は頭の病気である その頭で自分がうつ病になったことを考える つまり耳鳴りを耳が感じるのと似ている
足や腰が痛いなら足や腰を第2または第3人称として扱かえる ところが鬱の場合 病気のところもそれを感じるのも第1人称(つまり私自身)なのだ 分離ができない これはなんと苦しいことか うつ病の人が病気を考えないですむ1つの方法 自殺によって脳の働きを止めたくなるのがよくわかる気がするのだ
うつ病はこのようにどうにもならないような苦しみを与えるものだが ひどくならにうちに鬱を作り出している環境から犠牲を払っても逃れることだ このことに関してNearbridge氏が面白い理論を展開しているので紹介したい
http://d.hatena.ne.jp/nearbridge2/20161017