独身

NHKの番組で ダーウィンが来た というのがある 動物たちのドキュメンタリーなのだが その中に動物たちの結婚が出てくる いつも思うのであるがオスの婚活の努力は涙ぐましいものがあり ある鳥はメスの受け入れのため巣をつくり ダンスをしたりメスの好きな食べ物を用意したりして 挙句の果てメスに逃げられてしまい 何回も繰り返すことになる 人間の感覚からすると ああまで卑屈な態度をとるなら独身の方がよっぽど良いのにと思うくらいだが 鳥はそんなバランスに掛けるような大脳の働きを持っていないので ひたすら卑屈な行為を続けざるを得ない
これもNHKからの情報であるが 男性の5人の1人 女性の10人に1人が一生涯結婚をしないそうである そしてこの傾向は増加しているという 人口減少の主な原因は出生率の低下というより 独身率の多さにあるのでは無いかと思う
独身を続ける男性に質問をすると 給料が安くて到底家族を養っていく自信が無いという答えが返ってくるが 結婚した後の自分と今の独身の自分を比べると 独身の方が楽だという答えもあると思う 結婚して子供をもうけなさいというのはDNAに仕組まれた命令であるが 大脳の発達した人間はDNAの命令より 現在の自分の状態をバランスに掛けてしまう これは女性でも少なからず同じであろう