敬老の日(2)

テレビによると65歳以上の人口は3千万になったそうだ 4人に一人が老人ということになる それに反して子供の出生率は相変わらず低く子供の数が少ない 正直な話 政府はこの現象が逆になったらどんなにいいだろうと思っていると思う
この少子高齢化は世界の文明国で 何処でも起こっていることであるが 日本の場合は特に深刻なのはその速度が異常に速いということである 遅ければ手の打ち方は時間を掛けて考えられるが その余裕すらない
私は私学共済からの年金をもらっているが 私が長生きしているおかげで その額は在職のときに毎月支払っていた積み立ての額を とうに とうに 超えている だから私は現在の先生方の積立金で養われているわけである 
言いにくいことをずばりという評論家の三宅久之は かつて TVタックルで 日本の不幸は老人が やけに丈夫でいつまでも生きていてることだ といっていたのを覚えている こうなると敬老などといっても ヒューマニズムからのテーゼの1部を具体化していることなのか?
国には生産人口と従属人口があり 生産人口が働いて 老人などの従属人口を支えている 生産人口が大きい場合は経済成長期であるが 従属人口が大きくなるとオーナス(onus=負担)期に入り経済はジリ貧になってしまう 日本は今その現在進行形だという
しかし 国の平均寿命は国民の 文化の高さ 医療 施設 満足度 などのバロメーターだとも言われている つまり平均寿命が高い国はいい国なのだ
私も 私学共済には負担を掛けて申し訳ないが もう少しだけ長生きさせていただきたいと思っている