敬老の日

昨日は敬老の日だった 町会の人が訪ねてきて お祝いにというわけでいつもは お菓子を下さる 今年はお菓子でなくて ギフト カードであった とにかくありがたいことだ
昔は敬老という言葉にふさわしい老人がかなりいたと思う 落語などに出てくるご隠居さんは 町の相談役で何でも知っていた だから八さん 熊さんが困ると御隠居に相談しに行った これは世の中の変化がゆっくりで 老人の若い時と老人なった現在が ほとんど変わりが無かった からら若いときからの経験の集積は 御隠居さんを 生き字引のような機能を持っている人として尊敬されていた
ところが現代は世の中の変化が速過ぎて 老人が若いときに身に着けた知識や技術が役に立たなくなっていることが多い 現職のとき ガリきり名人 と自称している先生がいた なるほど その先生がガリ版謄写版)で作った書面は はっきりと読みやしく美しかった パソコンが普及した現在 その技術は埋もれてしまった
次から次と恐ろしい勢いで進化するIT機械に 老人たちの中にはついてゆけず IT音痴の人が多い
IT関係には 若い人が先生 老人は生徒だ 俺の若い時はと話し出す老人の話は 昔話で役に立たない この点でいうと 老人は決して尊敬される存在ではないが 日本を終戦後の4等5等国から経済大国にした功労者ではある とにかく四の五の言わず 敬老の日 をありがたくお受けしよう