熱狂

日本がなぜ あの圧倒的な戦力の差のあるアメリカを相手に太平洋戦争に踏み切ったのか テレビなどで色々報じられているが 日本にはドイツのヒットラー イタリアのムッソリーニのような独裁者はいなかった 東条英機がそれに当たると考えている人もいると思うが 東条は単に日本では恒例の次から次と変わる首相の1人にすぎない つまり日本には圧倒的な独裁者がいなかったのだ では なぜ戦争に踏み切るようなことが出来たのか 背後には国民の熱狂があったという この熱狂を支持するような新聞 ラジオ 雑誌などのマスメディアがあった 
ヒットラーにしても ヒットラーを作り出したのは国民の熱狂であったという ヒットラーは国民の熱狂を天才的なアジ演説で引き出した 熱狂とはこのように考えると恐ろしい現象だと考えられる
日本の尖閣列島を国が購入したことによって 中国国民の反日の感情がエスカレートした そして それは熱狂にと発展 中国に進出していた 企業 店舗 などが攻撃されてヴァンダリズム(破壊)ルーティング(略奪)の的になった 営々として築いた日中の企業同士の損失のことを考えると残念でならない 
さすがに 国民の過激な行動に中国国家は沈静化に踏み切った やれやれである しかし日本車の不買 観光旅行のキャンセルなど経済制裁のような現象が続いている 長引けはかなりの打撃であろう
さすがだと思うのは日本国民が冷静で しっぺ返しに 横浜の中華街などで デモなどが無かったことだ とにかく 熱狂して騒ぎまわるのは ちっとも いいことが無いのでやめてほしいと願うのである