切れないスイッチ

私の部屋に友達が訪ねてきた 乱雑に物が散らばっているので 汚いけど と これもどう見てもきれいでない椅子を進めて話を始めた そばのテレビが点いたままで なにやら うるさくて 友達の話がよく聞き取れない ちょっと待ってくれ テレビを切るからとテレビのスイッチをオフにする 不思議なことにテレビは点いたままであった しからば と テレビの音量を下げて音だけきることにした やってみたのだが依然として音が出たまま さらばとテレビのプラグを引き抜いて見たが 驚いたことにはこれでもテレビは動いていた
なんという不思議なことだと パズル形式で これはなにが起こっていたのか皆さんにも聞いてみたいくらい 
答えは
目を覚ますと私は机にもたれて うたた寝をしていた テレビは点いたままの状態で寝てしまったのだ 
これでは どんなに努力しても音が鳴り止まなくて しかも 訪ねてきた友達も昨年故人となっていた 音量を下げるヴォリュームのところは昔のラジオのようなダイヤル式であった 夢とは3次元の現世と過去のことがミックスしている4次元の空間の出来事であることだ考えた つまり起きているとXYZ軸の世界しかいけないが 夢は時間軸tを加えた過去にも行ける4次元の世界なのだ ただ夢を見ているときは これを今起こっている3次元の世界の出来事として感じるのであるが