インターネットの力

チュニジュアに始まった革命は エジプト リビア と拡大 アラブの独裁政権を揺るがした 今また シリアで民主革命が起こって戦闘が続いている 最近の中国高速鉄道事故でも中国政府は民衆の不満に対処するのに大変だった 
この原因になったのが インターネットの存在である インターネットで世界を見ることが出来るようのなった国民は独裁政権の弊害に気がつき フェイスブックなどのSNSを通じて協力を呼びかけ一斉蜂起を生じさせた
しかし 独裁国家のうちでも その独裁度が第一といわれている北朝鮮にこのような運動が起こらないのはなぜだろう 北朝鮮ではインターネットの閲覧が制限されているらしい 私の想像であるが 多くの民衆がパソコンを持っていないのではないかと思う パソコンを民衆が持つには国民の経済事情が悪くては パソコンを買うことも出来ない アラビア諸国はオイルマネーなどで豊かになり 国民の間にパソコンが急激に普及した ところが北朝鮮の場合 食料さえ不足している状態ではパソコンどころではない 聞けば 北朝鮮には民間のプロバイダーさえない これではインターネットを通じて 同志を集めることが出来ない 言葉を変えると 北朝鮮の貧しさが 金政権を保持しているとも考えられる これでは あえて 経済発展策をとらないほうが 国家の安泰につながっている 北朝鮮が何時までも貧しい状態にある一つの理由かもしれない