体制の変換

新聞の論説などによると 独裁政権の国が国の方針を劇的に変えることは その独裁者自信ではほとんど出来ない 方針を変えることは今まで自分のやってきたことを否定することになるからである また今までの失敗を認めることにもなる これは誇り高き独裁者にはとても無理だからだ ただ1つ方針を変えるチャンスがある それは独裁者が死亡などで 変わったときである 金日成が亡くなったとき 金正日は体制を変えて 中国式の開放政策を選ぶことが出来たはずである そうすれば 中国が成功したように 今のような経済問題で苦しむことはなかったろう ところが軍事大国の体制を踏襲した さらにそれを拡大して核保有まで進展した これは 彼のやったもっとも偉大な仕事だ という人もいる 核をちらつかせながら 政治交渉 食料援助などの道具にできたからである
今度三男のキムジョンウンが若くして就任したが 今のところ やはり軍事大国の道を踏襲するようだ これは父 金正日の用意周到な準備があったと思う キムジョンウンを金日成に似せることにより 3代にわたって変わらぬ体制を維持しようとしたのだ だからキムジョンウンが開放政策をとることはとても出来ないのであろう 
私は長男の 金長男がもし 政権を取っていたら 北朝鮮は開放政策に扉を開いたかもしれないと思う かれはかなり自由思想の持ち主で 外国を遍歴して自国の足りないところを知っていたと思うからである 彼が総書記になっていれば 第二のゴルバチョフになっていたかもしれない
ただ 自由開放政策は 金政権の終焉につながるので 金長男の就任は極力避けたのだろう