オレオレ詐欺

これは知人から聞いた話である その知人は英会話を習っていた その頃はフリコメ詐欺をまだオレオレ詐欺と言っていた時のことである 知人は英語の先生に あなたの国にもオレオレ詐欺がありますかと聞いた 先生はニュージーランド出身の女性であったが 答えは ノー 私の国ではそのような詐欺は聞いたことがありません 大体 子供や孫がお金をせびるような電話をしてもとりあわないでしょう だから 子供や孫を装って電話をしても お金をせびる話が出たとたんガチャンと電話を切られるだけです
欧米では子供や孫の自主独立が尊重されていて 子供が成人になれば親が あれこれと干渉しない代わり 1人前の人間として経済的にも独立しているものとして取り扱われる いつまでも親の脛をかじっていては 社会に置いてゆかれるという親の教育方針なのだろう 西欧では子供が20歳になると親元を離れるのが普通と聞いている ところが 日本では 親離れ 子離れ がなかなかうまくいってなくて 30歳をこえても両親と暮らしている息子がたくさんいる実情である このベタベタした親子関係が オレオレ詐欺に付け入る隙を与えていると思われる
墓参に行くと ××家代々の墓というのが多いことに気がつく これは親から子へそして孫へと続く関係を重視していることを示す  とくに昔は親子関係が夫婦関係より重視されていた この重視されていた親子関係がオレオレ詐欺に利用されているのは問題であるのか でも このような親子関係を美しいと思う考えもあると思う