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今週の月曜日だったと思う 渋谷を通ることがあって オオワダという青果店の前を通過するとき おいしそうな大きな桃を売っていた それが大変安いのである 安いわけがすぐ分かった 福島産の桃であった 桃は放射性物質の検査をうけて 安全なので店頭に並んでいるのであろう しかし あまり買ってゆく人がいなかった おそらく 安全ですという政府の許可をあまり信用してない人が多くて 福島産というだけで避けてしまっているのであろう
1つ150円 8つだと1000円とある これは安いと思う 同じような山梨県産の桃がスーパーで 3個798円で売っていた 最初3個ぐらい買うつもりでいたが ドカ買いが好きな私である 8個を買ってしまった なんだか このような立派な桃を安値で売らなければならないかわいそうな福島を援助したいような気になったからだ 元来 食品に関しては賞味期限切れの食品を変な味がしない限りをたべるなど あまり気にしない性質で 桃は放射性物質がないと思うが もし検査を信用せずに いくらかの××ベクレルの放射性物質があったとして これにより癌を発生したとしても 発生するにはあと30年かかる 癌がでるころは115歳である こんなに生きられるはずはない 自然の寿命の方が早く来てしまう というわけで桃は私にとってまったく無害なのだ でも 心の中で少し引っかかるものがあるのは 理屈でなく人間は感情の動物だからだろう 主婦たちが風評だけで買わない気持ちが 少しだけわかったような気がした