幼児式読書方

子供のころ読んだ本の内容をよく覚えている グリム童話集 イソップ寓話 ガリバー旅行記 ノラクロ 冒険ダンキチ 怪人人20面相 少年探偵団 少年講談シリーズの岩見重太郎 宮本武蔵 などなどである なぜ良く覚えているか 幼児少年期の記憶力は抜群でよく覚えることが可能であった これはその通りだと思うが それだけではないと思われる それは そのころは家庭での蔵書の数が少なく 本を読むとなると同じものを繰り返し読むより他がなかった 子供にとって同じものを読むのはつまらないかと言うと そうではない 読むたびに新しい発見があり面白かった 丁度 優れた古典落語を聞くとき筋は分かっていても 何回聞いても おかしくて笑ってしまうのと似ている この繰り返して読むことによって記憶が固定すると思われる
大人になって 本を読むとなると おびただしい数の本がある 単に興味で読む小説や教養本 趣味の本の他 いやでも読まなくてはならないIT機器などのマニュアル本なども含めると とても同じ本を また読みなどする時間などはない 忙しすぎるのだ そして一冊を読み通すのさえ 大変ななである だから本の内容が記憶に残るのは極めて少なくなってしまう 欲張って あれもこれも買ってきて 読みきれないでツンドクにした本が如何にあに多いことか
ここで反省して 今 幼児期の読書のスタイルを取り入れようと考えている つまり 面白い これはと思われる良い本を選んで 繰り返し読むのである そのようにすれば貴重な知識が身に付くのかもしれない あまり次から次と読んでも 通過するだけだとあまり効果がないと思われるからである では 実行しているかと言うと してないのが実情ではあるが