猛暑

3:11の大震災 それによって起こった福島の原発事故 それを境にして 世論ががらりと変わった 日本のみならず 世界でも変わった それは エネルギー問題 地球温暖化の問題である 毎日暑い日が続くと地球温暖化のためなのかと愚痴をこぼしたくなるのだが しかしこの頃は あれほど話題になっていた 温暖化のことはタブーであるかのように マスコミでも取り上げない つい最近まで鳩山前首相は2020年までCO2を25%減らすといっていた また先に 京都プロトコルなるものまで作り 世界の主要な国々がCO2を減らす協定を結んだ それが今 過去に何もなかったように口をつぐんでしまっている 原因はCO2を減らしましょうなどというと 今評判が悪い原発推進派ととられるかも知れないという恐れからだろう なにしろ 原発の最大の利点は発電に際しCO2を出さないことであったからだ 実は ついこの間まで CO2削減のため原発が見直されて 世界各国で原発を新しく増設する趨勢にあった 日本でも50%の電力を原発に頼ろうとしていた それが 今や大変換を迫られている 再生可能なエネルギー 太陽発電 風力発電などである しかし これらの自然エネルギーは現在全体の1%に過ぎない これで電力の大部分をまかなうには時間がかかり かなり未来になるかもしれない それまでは 今までの化石燃料を使った火力発電所をフル活動させるしかない 火力発電はCO2が大量に出てしまう もう京都プロトコルなどは この今の悲惨な大災害に比べたら どうでもいいということなら それは それまでである