終戦のタイミング

終戦のタイミングがもう少し早ければ 広島 長崎の原爆投下がなく ソ連の参戦のなかったろう 戦争は始めるのは容易であるが 終わらせるのは難しいといわれている バカの壁 の作者 養老孟司 は 戦争というのは外交がうまくいかなくなったときの手段で 戦争の1番の目的は外交を有利にすることである それを忘れて 戦争が始まると戦争そのものが目的のようになり 徹底的に続けてしまう と言っていた
外交を有利にするためなら 日本軍が香港や シンガポール マレーシアなどを占領した時点で 停戦を申し込んでいれば最良であった 
続けているうち敗色濃厚となり ドイツが降伏してしまった 連合国の敵は日本だけとなった まさに日本は世界を相手にして戦うことになったのだ 敵うはずがないのは分かっていたと思う ドイツが降伏した時点で日本も降伏すべきであった 
そのうちソ連が日ソ不可侵条約を無視して参戦してくる 8月15日のたった1週間前である ほんとうに もう少し早ければと悔やまれる
しかし これでも なんとか終戦に導くことが出来たのは幸いであったかもしれない もしもう少し終戦が長引けば ソ連が北海道を占領しただろう すると日本は北の 日本人民共和国と 南の民主主義 日本 とに分かれていたかもしれない 北朝鮮と韓国の例をみると ぞーっと する もし何々なら こうなるといっても歴史を論じるのは無意味であるという  8月15日の終戦は かろうじて よかったのかも知れない