国後島訪問

ロシアのメドヴェージェフ大統領が国後島を訪れた　日本が日本固有の領土であるといっている北方4島を　既成事実を造り　ロシアのものであると主張するのが目的であるという
ソ連は終戦のたった1週間前に参戦して　8月15日に日本がポッダム宣言を受諾しているのにかかわらず　続けて侵攻して　日本領であった　南樺太　と　千島全島　とを占領して手に入れた　ポッダム宣言は日本が敗戦を認める条件だった　それを受諾したのだから　日本の敗戦は世界的に明らかになった　その時点でソ連は攻撃を止めてしかるべきであるとあると思う　それを無視して侵攻したのは国際的に不条理である　ほんの僅かな努力でこれだけのものが手に入ったのだから　悪い言葉をあえて使うと　火事場泥棒のようにドサクサ紛れに手に入れたといわれても仕方ないのではないかと思う
大陸でも　ソ連の侵攻により　降伏した日本軍をソ連の労働力として長期間用いた　シベリアでの過酷な生活のために多くの日本人が死ぬことになる　これは小説　不毛地帯(山崎豊子)にも出てくるが　長期間の過酷な労働は想像を絶するものである
だから　ロシアでは終戦日を日本が降伏文書に調印した9月2日と定めた　8月15日では終戦後も攻め込んだことになるので　9月2日まで戦争が続いていたことにしたいのだろうと思う
しかし9月2日は調印のセレモニーの日であり　実際に白旗を上げたのは8月15日なのである　白旗を揚げた敵を追い討ちしては　いけないと思う