戦争と国民

プーチンのロシアにおける支持率が83%だそうだ マスコミではなぜだろうと不思議がる 世界中でいま最も評判の悪い人となったプーチン しかし自国民は支持している

このことで日本の事を思い出した 第二次世界大戦でドイツが降伏した後日本は世界を相手に戦わなければいけなかった 空襲されて焼野原になった都市 もうどう見ても敗戦は現実的になっていた それなのにもし 今の様に世論調査があったとしたら 当時の東条内閣を支持しますかと聞かれたら おそらく83%は優に超える支持率になっていたのではないかと思う そうなんです 自国が戦争をしている場合 感情が先だって理性を欠いてしまうのです 本土決戦で最後に勝つ あるいは全国民玉砕するまで戦うのどという雰囲気でもあった だから首相が 日本は負けました国民はそれを認めて従って下さい などと言っても 大人しく従う国民と認めず抵抗を続ける国民とができて大混乱に陥ると考えられます そうはならずピタリと敗戦を認めたのは 終戦詔勅があったためだと思います 詔勅とはご存知の通り天皇の言葉です 天皇が敗戦を認めてほしいと国民に訴えた(堪え難きを堪え 忍び難きを忍び)の言葉で大きな反乱もなく終戦に至った

今度のロシアのウクライナ侵攻でも最高権威のプーチンが戦争を止めると言ったなら止めるかもしれないが ロシア国民の意見ででやめるようなことを期待しても無理だろう 戦争に踏み込んでしまったロシアは今後どうなるのであろうか

PSすみません 終戦時の内閣は東条内閣が辞任していて 鈴木貫太郎内閣に代わっていました