万年筆(2)

実は スポイト式の万年筆は それほど長く使っていない 程なく 梃子式 という万年筆が出てくるからである  梃子式は インキの補給が格段と楽になる 
写真で見る胴体の中には ゴムのインキをためる袋があり 胴体の半ばにある梃子といわれている金属の細い片を立てると 中のゴム袋が押された状態になる この状態でインキ壷に万年筆の頭部を入れて 梃子を元に戻すと ゴム袋が元に戻り その中にインキが吸い込まれるという構造である

両方とも 梃子式の万年筆で 赤いのは 梃子を立てた状態をしめしている 戦時中 戦後間もなくと この類の万年筆をかなり長く使った このころは 金ペンなどは ぜいたく品であったので 鉄ペンといっていた ステンレス?のペンが付いている 金ペンより硬度が大きく 使い勝手は 金ペンにかなわない
両方とも パイロットの万年筆である