万年筆(7)

当時 記念に万年筆が選ばれるように 万年筆は貴重品であった もちろん学生用の廉価なものもあったが それなりの値段はしていた ところが ある日 驚くほど安くて しかも実用にもそれなりに耐えるという万年筆があらわれた 中国製の万年筆である
信じられなくらい安かったので だめで もともと と思い 買ってきた

上のグリーンんの万年筆が 青年(youth)と言うもので 後ろのゴムをペコペコと数回押すとインキが入る仕組み
下の赤茶色の万年筆は 英雄(hero)であり 最もよく売れた万年筆で 一般人用だと思う 上の青年の名の示すように学生用だと思う
まだ中国が 開放政策をとっていない前の製品である ペンは細書きで 字画が多くても書ける工夫してあるのだと思います
やがて 安い中国製品が 洪水のように押し寄せてくるのであるが これは その走りであったと考えています