万年筆(10)

万年筆の事がつい長くなってしまった たくさん持っている万年筆を 今も使っているわけではない 気軽さ 便利さから言うと ボールペンに敵わない 蒸気機関車が電車に取って代わられたように いまはボールペンの時代だと思う 前は ボールペンは油性のものが主だった 水性のインキを使う万年筆は この点で やはり人気が保たれていた ところが 水性のインキを使うボールペンが現れた こうなると 何回かカートリッジを替えなければいけない万年筆に較べて 半永久か?と思われるくらいインキがいつまでもある しかも100円前後で買えるのである 
また 水性と油性との両性を具有したような ゲルインキ なるものが現れてますます便利になった だんだん 万年筆は ある好事家のものになってきた 私は好事家の一人だから時々使っている 特に年賀状は万年筆で書かなければと思い お正月には使っていたが 今はパソコンの時代であり 年賀状は 年賀状ソフトに頼っていて 万年筆は おろかボールペンも使っていない
では なぜ万年筆を持っているのか? 私にとって万年筆は ヴィンテージものというか 一種の愛蔵品なのだからです