パン屋

パンの話で たくさんのコメントを頂きました ありがとうございます おかげで いろいろ思い出しましたので 思い出のパン屋の話をして見ます
都電の通っている道から T女学院にゆく道を曲がる その場所は三河台といわれていた その三河台交差点に キムラヤというパン屋があった 爺さんと婆さんの老夫婦が経営している N院長の話では どうやら戦前からの古い店で 店主の爺さんは頑固者だという 私が勤め始めた 昭和26年の頃はまだ 付けパンといって 食パンに ジャムやバターを塗ったものを売っていたと思う ボリュームの割には大変安かったと思う 
私は このキムラヤの サラダパンが好きだった 柏餅状のパンに ポテトサラダを入れたもので とてもうまかった
六本木の再開発が進んで パン屋の対面のあった八百屋はロアビルの入り パン屋夫婦も老齢が進み引退 閉店した その後その店は数々と代替わりがあり 私の知っているものでだけでも 名前は思い出せないがアントニオ猪木の南米料理 その後 猪木が離婚して 元奥さんの賠償美津子のものとなり 店の名もバイショウであったと思う それから 水コーヒーのドンパ そして サブウェイ と 小さな一軒の店の歴史を見ても 六本木は絶えず変化を繰り返している