懐かしの味(カルメ焼き)

kutuzawa2009-06-23

渋谷プラザの地下は渋谷市場であり 割と 安くてうまいものが売っているので ときどきよる 太子堂という お菓子屋で カルメ焼きを見つけた 懐かしくなり買ってくる かじると ぼろぼろ崩れ 大変甘い 単に甘いだけのものであるが おいしく懐かしい
売っているものは 見事な形に焼けているが これが作るとなると 超難しい 昔からカルメ焼き器というのがあった 銅製の小さな半球状の小さななべで これにザラメと水を入れて 火にかけて煮詰めてゆく とろとろしてきたら 重曹をつけた麺棒で 急速にかき回す 重曹が熱で分解 二酸化炭素の泡がブクブクとたくさん出てきて泡の塊となる うまく行くと泡がそのまま固まって カルメ焼きが出来上がる  どこが難しいのかというと かき回すのに ちょうどいい タイミングを見出す事が難しい タイミングの幅がほんの僅かなのである 早すぎると 砂糖水のままで固まらない 遅すぎると砂糖がこげて苦い味になる 5個作ってこれは成功というのが1個ぐらいだったと思う
子供のころは下手なので失敗したのだろうと 物理部で生徒と一緒に作ってみたが これも成功しなかった やはり たまにしか成功しないのである おまけに 生徒の一人が手にやけどをしてしまった などなどあり  ついに 必ず成功するという方法を見つけることが出来なかった