探偵小説(2)

昔 読んだ探偵小説で 結果が異様で ぞっとした事を覚えている 江戸川乱歩の 魔術師? であったと思う 最終章で 名探偵 明智小五郎が アナタが憎んでいる真犯人に会わせてあげるので ぜひ 私の指定した部屋を訪れてください その女性は 指定された部屋に行き扉を開ける 部屋の中には大きな鏡があるだけで 誰もいなかった 馬鹿にしている 誰もいないじゃないですか と女性が叫んだ そして 鏡をのぞいたとき  鏡の中には彼女自身が写っていた アッ 彼女の顔が見る見る変った 真相がわかったのであった
学校の文化祭のとき この話を応用した 出し物を物理部で出した事があった テレビぐらいの大きさのダンボール箱の奥に鏡を置き 全面にはカーテン状の布がある そして 中に 類人猿 がいます ご覧ください と説明文に書いてある カーテンを開けてみると 自分の顔が鏡に写ると言う単純な仕掛けである
これは 予想に反してあまり笑いを呼ばなかった 一番容姿を気にしている 年頃の娘さんの集団への practical joke としては 冗談がきつかったのだろうと反省した 出し物としては KYであったのだ