ヒガンバナ的

彼岸花は賢い花であると書いたが　しかし　そんなに賢いなら　他の花がなぜ真似しないのであろうか　と言う疑問が起こった　彼岸花のような花は不思議なのだ　不思議と言うのはきわめて少数派と言う事になる　素人なりに理由をかんがえると　葉を出せば　花に　栄養補給ができる　ところが葉を出さなければ　花への栄養はすべて根から補給される　これがなかなか大変なのだろう　それで一般には　葉を出して　花への栄養を造りながら花を咲かせるスタイルの方が　無理がないので　繁栄したのであろう
彼岸花的花が　他に無いか考えたとき　ソメイヨシノが浮かんだ　彼岸花とは全然違うが　花の時期と葉の時期とに分かれている　ソメイヨシノは人間が交配によって作り出したものという　つまり　全エネルギーを花に集中して豪華に花だけを咲かせて　後から葉が出る　しかし　これがどうなっているのかわからない　と言うのは　花を咲かせて　その後　葉を出すのだが　幼葉の間は　炭酸同化をしないだろう　この満開の花を咲かせる凄まじいエネルギー　と　幼葉を出す　全エネルギーを　根からだけで補給している　シンジラレナーイ
写真は今年の春　公園のソメイヨシノ