さくら

今年は花がつぼみになってから 寒い日が何日も続いた おかげでサクラの満開も4月のはじめとなり 早く咲くといっていたテレビの予想を裏切って平年並みの開花日となった 雨の日も多く 夕方になってから降り出すなど花見には意地悪な天気であった
2日ほど前 温かい日になったので 散歩しながら 今年のサクラをカメラに撮っておくことにした
上の写真はソメイヨシノ 下のものはヤマザクラである ヤマザクラは ソメイヨシノに比べると 花が白っぽく 花だけでなく 葉も芽生えている 薄ピンクの花一色のソメイヨシノには豪華さで負ける 私が子供のころ山形県で見たものは主にヤマザクラであったと思う
ソメイヨシノという名がついているので サクラの名所 吉野山のサクラはソメイヨシノ?と思われるが ヤマザクラだそうである ソメイヨシノは 江戸末期から明治になってから普及したものらしい 大昔からの吉野山ヤマザクラなのだ
蛇足ですが かつて 出っ歯の人を ヤマザクラといっていたのをご存知ですか なぜかって 花(鼻)より 葉(歯)が先に出る 近頃は出っ歯の人が珍しくなりましたので この言葉も死語のなりつつあるようです 明石家さんまは人が言うようには それほど出っ歯と思えません 出歯カメなど 昔は出っ歯の人が多かったと思われます 明治時代の外国漫画の日本人の顔は必要以上に出っ歯に描れてありました 人間の顔は時代とともに変化するようです
ヤマザクラは 花より 葉が先 などといいますが 花と葉が同時に出てくる感じです