あめをなめる

kutuzawa2007-05-03

暇人だと思われるかもしれませんが 飴をなめていて 感じたのであるが なめ始めからなめ終わりまで 同じ調子でなめてゆく 最初はとても甘い やがて小さくなると 甘くなくなる 小さくなるのだから 当たり前だと言われればそれまでだが 小さくなっても とける量が同じなら いつも同じように甘いはずである たとえばアイスクリームをスプーンで食べる場合 アイスクリームはだんだん減ってゆくが スプーンですくう量は一定だから 同じように甘いのだ 
ところが 飴玉の場合 図のように 1分でdの厚さがなくなるとする 時間がたち半径が1/2になっても 1分でなくなる厚さはdなのだ なぜか 飴玉は舌にあたっているところしか溶けないからである 1/2になっているとき 飴玉の表面積は 1/4になっているが 舌が当たっている面積も1/4になっているので 溶ける量も1/4 つまり同じ厚さのdだけ失われる 失われる厚さは同じだが 溶ける量は 1: 1/4  となって甘くなくなる
飴を小さくなっても そのままなめていると 小さいくせに なかなかなくならない これは半径が1/10 になっても 溶ける量は1/100なっているので なかなか溶けないためである
こんなときは皆さんも経験があるだろうと思いますが カリカリかんでしまい 甘さを保つのである