懐かしの味(金平糖)

kutuzawa2008-02-01

在職時 物理部の生徒が 金平糖を作ってみたいと言い出した 調べてみると かなり大変な作業で 時間もかかり到底手に負えるものではなかった 
金平糖は有名なお菓子であるから 誰でも知っていると思う しかし近頃あまり見かけない あの星型の突起がどうし出来るのか いまだに解明していないと言う
歴史はかなり古いらしく TVドラマ “敵は本能寺にあり” で 玉木宏 扮する信長が金平糖を食べていた
渋谷のプラザで売っていたので なめてみた あまり特徴のない単に甘い菓子である この特徴のなさが 今では あまり売っていない原因であろう 
ところが なめているうちに 予想に反した事が起こった 私の予想はなめてゆくと 先ず突起の部分がなくなり 丸くなって舌に残ると考えていた 突起の部分は より舌によくあたるので先になくなると考えていたからだ ところが小さくなっても 突起は残っていた そしてついには ばらばらの数個の粒になってしまう これは飴とぜんぜん違う過程をとったのだ これは 金平糖が球形の飴に突起をつけたものでなく 最初から小型の突起のあるものが出来て それを核にして相似形に成長した事を示すものだと思う
写真はなめる前と しばらくなめたものを比較したものである (実験なので お行儀が悪くても許されて!)