たかちほ

小型の漁船が 大きなフェリー たかちほ に衝突された たかちほ は 知らずに通過したといっているが 当逃げと言われても仕方がないであろう 漁船は沈んだが 乗組員は 九死に一生をえた
この たかちほ という名に思い出がある “新戦艦 高千穂” 平田晋策の少年科学軍事小説である 当時 山中峰太郎 南洋一郎 などとともに 少年倶楽部に載っていた 冒険もの 軍事もの 小説のひとつであった ただ”新戦艦高千穂“は 少年倶楽部で見たのではなく 後から単行本として出たものを見たのだ 
これらの作家で 山中峰太郎は一番有名だったと思う 少年倶楽部だけでなく 幼年倶楽部にも彼の小説が載っていた “見えない飛行機” “世界無敵弾” などである SF的軍事小説であった  平田晋策の “新戦艦 高千穂”はどんな小説だったのかというと SF的超高性能の 日本海軍の戦艦高千穂が活躍する小説であったが 詳しい筋は覚えていない しかし日本の技術によって 最先端の武器を装備した高千穂が 敵を次々と破ってゆく小説は 少年の私にとって大変に痛快であった 
だが実際には 太平洋戦争で 米軍の最新鋭の武器に対抗できずに 次々と敗れ去った日本があった “バカの壁“の養老孟司は 彼の本の中で 日本が科学技術で 最先端をゆくようになったのは 米国の科学技術に負けてしまった リベンジが その動機として大きいといっている
ついでに高千穂と言う名であるが 宮崎県の高千穂の峰 は 天孫降臨の伝説のある山である