世界語

ある記事によると 英語をもともと使っている国 アメリカ イギリス カナダ オーストラリア ニュージーランド などの人口の合計を抜いて かつての非英語圏で今英語を用いている人口のほうが多くなったということが報じられていた 今や20億の人が英語を学んでいる 大概の学術会議は英語で行はれている 世界的商業取引は英語が使われる
このようにいまや英語は世界語になりつつあると思う なぜ他のヨーロッパ語 が世界語になりえなかったのか
英語圏アメリカがスーパーパワーだということもあろう でも私は英語が他のヨーロッパ語に比べると学びやすいとことだと思う
フランス語を習ったことがあった 英語と違うことは普通名詞に性があることだ これは面倒だと思った なぜ机とか椅子とか鉛筆を 男性 女性とかに決めるのだろう 私は机をみても男とも女とも思わない 机は机である 性があることで冠詞や動詞まで変化してしまう
こんなことを覚えてもあまり意味がないと思った もしフランスで今までなかったものが現れたとき どうやって男性 女性を決めるのだろう 数年前NHKのフランス語講座を聞いていたときのことである 2人のフランス人が議論をしていた たたみ は女性名詞だ いや私は絶対男性名詞だと思うわ フランス人でもわからない時があるのだ
性があるドイツ語やスペイン語なども同様である 名詞に性のある言葉は世界語になりえない
昔の同僚でとてもフランス語の好きな人がいた かれは ジョルジュ シムノン などのミステリーを原文で読んでいた すごいなーとうらやましく思った 彼に最近会った 相変わらずフランス語をやっていますか? と聞くと やってはいるが フランス語でなく英語をやっておけばよかった フランス語は今やすっかり少数派ですよといっていた 英語がはびこると他の言語が少数派に追いやられるのであろう 商業などの原理と同じである