トロリーバス

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オークションに出されたトロリーバスの模型

地球の温暖化を何とか食い止めたいという事で 世界中がSDGsと言う運動を始めている

日本では化石賞という不名誉な賞をいただいたので 官民こぞって解決しようとしている

例えば自動車であるが これを何年後かには電気自動車にするという方針らしい しかし その進捗は遅々として進まないように見える ガソリンエンジンは長い間に培われた完璧に近い便利なものだからである すぐ変身には大きな壁がある 一般に言われているのは電気自動車はガソリン車より構造が簡単なのですぐできるなどと言われているが それならどうしてすぐできないのかと思う

実はかなり昔 エネルギーを電気にしたバスは走っていたトロリーバスと言って 私は渋谷から新宿伊勢丹前までよく利用していた これは外観がバスの形であったが構造は都電と同じであった 都電は軌道の上を走るのであるが トロリーバスは無軌道であった 電気エネルギーは上空に張った2本の架線からとる

都電は一本の架線から電気を取っている 電気コードを見ればわかる通り電気を取り入れるのは2本の線が必要である 都電も2本の電線が必要なのだが もう一つの電線はレールを使っているためである これは山手線なども同じである だからレールにはかなり強大な電流が流れているが その上を歩いても感電しないのはレールが地面に接地されているのでアース線の役目も担っているからです

トロリーバスは無軌道なので2本の架線が必要となる

電気で動く車はとうにできていたのに進まないのは架線なしの車をつくらなければならない これは小型で強力なリチューム電池ができるまで待たなければならなかった 要するに電気自動車の問題はエネルギーを補給する電池の問題と言うことになる