バスガール
デーケアでは音楽の時間と言うのがあり 歌に合わせて手足の運動をしたり 老人たちが若き頃はやった歌を合唱したりする そうだ こんな歌もあったんだったと懐かしい 懐かしいという事は眠っている脳細胞の活性化を促して脳トレになっているのだろう
🎵若い希望も恋もある
ビルの街から山の手へ
紺の制服身に着けて
私は東京のバスガール
「発車オーライ」
明るく 明るく 走るのよ♪
初代ミスコロンビアが唄った東京のバスガールという流行歌であった ミスコロンビアは2代3代と続くがこの初代が一番の有名な歌手であった バスの事を乗合自動車などとも言っていたが戦前戦後を通じ 運転手と車掌がセットになっていた 車掌は車内で切符を売ったり次はxxですなどのアナウンスをしたり乗客の世話していた バスの車掌は女性 市電の車掌は男性と決まっていた バスガールと言われた女性車掌は歌の通り紺の制服を着て 前に黒い鞄を下げていた その中には切符や乗車賃が入っていた このスタイルはかなり長い間続いたが やがてワンマンカーが出てきて 愛すべきバスガールもだんだんいなくなってしまった
「発車オーライ」というのはオーライが外来語であるのであるが戦時中も使われていたような気がする その頃 軍は野球などもストライクは「いい球」 アウトは「ダメ」などと改めさせていた時代である 「発車オーライ」はあまりにも流通していたので改めるまでに行かなかったのかもしれない