サクラ サクラ
緑道公園沿いにある住まいを療養所にしている私は 毎年桜並木が玄関を出れば見られる 前は公園を歩いてこれはと思う場所を撮影するのであるが その体力も弱くなり すぐ近くの風景になってしまった 今年は特に開花期が早くこの写真は２，３日前に撮ったものだが 今日はもう散り始めていた 中には緑の葉桜になっているものが見られる 例年にみられる公園に中にブルーシートを敷いて場所取りなどはない 今年は歩いて花見をしているようである 時々立ち止まり写真など撮ったりしている なるほど日本人は政府の指針に素直な国民だという感じがした
桜の唄というと今の人は 森山直太朗の サクラ を思い浮かべるのであろうが
私は ５０年も前にスペインのアルハンブラ宮殿を訪れたことがあった 旅行のガイドは日本人ガイドのほか現地のガイドがついていた 素晴らしくきれいでメルヘンチックな宮殿で その噴水のある庭園で 現地のガイドは１０ケ国以上の言葉を話すことができると言っていた人であったが 日本の歌も知っていると言って歌って聞かせたくれた
♪ さくら さくら
やよいの空は見わたすかぎり
かすみか雲か 匂いぞいずる
いざや いざや 見に行かん ♪
この歌は江戸時代からあったらしく明治になって童謡として完成させたもので 作詞作曲は不詳らしい メロディーも日本調そのもので その頃の外人が知っている日本の歌の代表格であった 夏に訪れたのでもちろん桜は咲いていなかったが 懐かしい思い出である
