あせび(あしび)

 

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小川の畔の馬酔木


サクラは散り始めているが 公園を通っている小川のほとりに小さな提灯のような花をたくさんつけた 馬酔木(あせび)が花盛りであった 花には大きな花で人目を惹く ボタンやバラなどと 小さな花をたくさんつけて この馬酔木やユキヤナギのように 花の塊で人目を惹くものがあると思う 馬酔木は アセビ または アシビとも読み 漢字の馬が酔う木というのは 馬がこれを食べるとその毒で酔ったような症状を起こすと言い いわゆる毒草で動物たち食べないらしい

明治時代 正岡子規たちが起こした 馬酔木(あしび) という短歌雑誌があった 調べてみたがどうしてこの名になったのか分からなかった おそらく きれいなだけでなく 毒もある 現実味のある短歌という意味かも知れない

其の後 馬酔木は子規の死で 廃刊になり アララギという雑誌が出る アララギとは何のことか分からなかったが イチイと言う木でかなり巨木になるらしい 短歌雑誌のアララギはこれがなんと平成の世まで続いた アララギに関係している歌人たちをアララギ派と言う そのアララギ派の中心人物の斎藤茂吉の記念碑が緑道公園内にある