ホトトギス(鳥)

kutuzawa2009-11-05

花のホトトギスは鳥のホトトギスの胸の模様に似ていると言っている 鳥のホトトギスはどんな鳥だろうと調べてみた そして 鳥のサイトから写真をお借りした なるほど 胸のところに模様があり 花のホトトギスに似ているかもしれない
驚いたことがある 広辞苑を引くとわかるが 鳥のホトトギスの漢字が あきれるほど多いと言うことである 杜鵑、時鳥、子規、不如帰、蜀魂、沓手鳥 などなど 全てホトトギスと読む
その中で私の知っていたのは 徳富蘆花の小説の題名 不如帰 
坪内逍遥の戯作 沓手鳥孤城の落月 は大阪城の落城と淀君の悲劇を描いたもので 歌舞伎で見たことがある そして私の名の漢字が出てくるので覚えていた
正岡子規の文芸雑誌 ホトトギス は 子規 からとった名であろう
その他は 今回はじめて知った漢字である
鳴かずんば 殺してしまえホトトギス  信長
鳴かずんば なかしてみせよう ホトトギス 秀吉
鳴かずんば なくまで待とう ホトトギス 家康
これは3人の武将の性質を 説明するには 最高傑作の句であると思う 
春になると  目に青葉 山ホトトギス 初鰹
百人一首の ホトトギス鳴きつる方を ながむれば ただ有明の月ぞ 残れる
等々 漢字の多さといい 事象の多さといい ホトトギスが日本人にとり 大変特別の鳥であることが わかるが どうしてなのであろう