仕事

経済の安定の指標として 失業率が使われることがある 失業率5%程度ならその国の経済は安定しいて良好 20%ならその国の経済が停滞していてすこぶる悪いなどという
これは 人は働いてその賃金で生活しているというパターンからきている だから働かないと生活が苦しくなるわけである
ところがだいぶ前に まだ国谷キャスターがクローズアップ現代をやっていたころ 野村総研とオックスフォード大学との共同研究を発表していた
それは近い将来にロボットが人間の仕事を代行して 人間のやる職種は少なくなってゆく
例えばスーパーの店員 オフィスの職員 タクシードライバー ホテルの清掃人 ガードマン 等々 現在の仕事の49%に匹敵する仕事が奪い取られるという
かつて蒸気機関が発明されたとき 蒸気機関が人々の仕事を奪うといって恐れられていたが 蒸気機関を操作する職種が生まれて失業につながることはなかった このように新しいものが発明されも これに対処する仕事もできて仕事がなくなることはなかった しかし今度のロボットによる仕事の代行はスケールが違う やく50%の仕事がなくなるのである おいそれと対処できる問題ではなさそうだ 
いままで私は 未来は平和が訪れる それには 元来人間は何か働いていないと不安を感じる生物なのであるから100%近く働く世の中になるだろうと思っていた 安倍首相の国民総活動のプロパガンダもここからきていると思う
それが違っていた 仕事をしない人の増加である 失業率はもはや経済を評価する数字にならない
天才物理学者ホーキンズはこれは人類史上最後の変革となるであろうといっている
人類は今までと違った時間の使い方を考えることの必要を強いられるであろう