自信喪失

人間の脳はコンピューターによく例えられる メーンメモリーは脳で言うと海馬という ショートメモリーを一時的に蓄えておく所 たとえば買い物のリストのように買いものをしてしまえば消え去っていいもので でも仕事をするには必要不可欠なものでワーキングメモリーなのである 他の前頭葉のような 大脳は ハードディスクに当たる 過去の重要な記憶 勉強した結果などを長く保っている
老人になると昔のことは覚えているが 最近起こったことを忘れることが多くなるという つまり他の大脳部に比べると海馬が衰えてくる
最近 自信喪失するような事態を経験した 朝 ローソンに立ち寄り2,3のお菓子とともに食パン1斤を買った この日はまだ残りもののパンがあったのでそれを食べて 新しいパンには手を付けずにおいた 翌日そのパンを食べようとして部屋を眺めたが無い 食パン 一斤はかなり大きな物体である 部屋は6畳ほどの狭い部屋すぐ見つかるはずである ところがどうしても見つからない そんなバカな キツネにつままれたようにという気分で気味が悪い しばらくして 食べかけなどを入れておく引き出しを開けた時 3個のミニあんパンを見つけた アッという驚きとともに 不可思議から解放された 
食パンを買おうとして気が変わってアンパンを買ったのであった そして5個あるアンパンのうち2個をその日のうち食べたのだ
それにしても 問題解決前 2枚の残りの食パンがあるが さらに1斤の食パンを買ってきたという歴然とした記憶があったのは どうしたわけなのであろう 私の海馬の働きは混乱を起こしている 自信喪失である