コンピューター将棋


ついに 来たる時が来たという感じだ 現役のプロ棋士とコンピュウターとの5番勝負は3勝1敗1引き分けでコンピュウターの勝利となった
西洋将棋といわれるチェスに対してはかなり前の昔 電脳が人間の名人に勝っていた これは チェスは将棋よりルールが簡単であるために コンピューターが勝利のプログラムを組むのが容易であったためと思われる 将棋は獲得した敵の駒を自分のものとして 盤上の任意の位置に張ることができる これは複雑でコンピュウターは当分人間に勝つためのプログラムを作ることができないのではないかと考えられていた 
ところがボンクラーズというコンピュウターが 米長永世棋聖に勝ってしまった 米長さんは 第一線を退いた人だが 今度の5番勝負は新進気鋭の棋士が相手だった 特に最後に対戦した三浦8段はA級のプロ棋士であった 勝った GPS将棋 という電脳棋士は何百台ものパソコンを連合させてモンスターのようなデータと計算の速さで勝利を手にした ある人は これは残念というが 私はそうは思わない 計算能力などはとっくの昔人間がかなわない これはちっとも悔しくないからだ この電脳棋士の強みは感情に左右されないで冷静さを保っていられることであると思う 
写真は三浦弘行8段 (サイトから)