NHK将棋(4)羽生はやはり強かった

もう1つの準決勝が3月10日に行われた

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これは勝負の終わりに 感想戦が行われた時のもので 左から対局者の郷田真隆9段 次は女性解説者の藤田綾女流2段 後ろの二人は時間係 次が男性解説者の先崎学9段そしてもう一人の対局者森内俊之9段である 熱戦を制したのは郷田九段であった

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決勝は準決勝を勝ち上がった二人の対決となった これは対決前の二人で なんとなく緊張感感が漂う 始まって早々角換わりが行われて 急戦模様が想像される 中盤戦で羽生が敵陣に4三歩と歩を垂らした これが予想外の手であったらしく 郷田の手がピタリと止まり長考が始まった 持ち時間はみるみるうちに少なくなってゆく 私などはそばにいた銀で同銀と歩を払えばいいのにと思ったが あまり良くないことが解説者がしめしてくれた さらばと 郷田は守りをやめて 積極的に羽生陣営に攻め込む戦法をとったが及ばず 77手で羽生の勝利となりNHK将棋の11回目の優勝を飾った

NHK将棋は 持ち時間が8時間もあって2日に及ぶ竜王戦などに比べると あっと終わる早指し将棋だが 観客動員数はテレビの全国放送であり 日本一であろう その優勝者となった羽生にはアッパレを3個も4個あげたい