JUDO(2)

柔道男子66k級の試合で 日本の海老沼は韓国の選手と戦っていた 勝負は一進一退でそのほとんど終わりに近いとき 海老沼の足技が韓国の選手をドーとい直線に倒した どっと上る歓声 しかし これは一本にも技ありにはならなかった 審判は韓国の選手は背中からではなく側面から落ちたように見えたためだろう そして間もなく時間切れ 試合は審判の旗判定になった 旗は青に上がり韓国の勝ち 途端に上る審判の判定が変だとするブーイングが起こった
審判にはもう1つの審判 ヴィデオで判定が行はれていた 審判員が集められて協議した結果 今度は旗が白に揚がって 海老沼の勝ちとなった 前代未聞のこの結果に韓国のスポーツ紙は猛烈な批判が起こったのも勿論である 
これを見てすぐ想像したのは 相撲の判定と同じでということであった 主審は行司 副審は検査役 きわどい勝負で行司が西の力士Xに軍配を上げると 物言いが付き 検査役が土俵に集まる しばらくして “行司軍配はXに上りましたが Xの足の出るのが早く 行司さし違いで Yの勝ちとします” これは検査役たちが イヤホンでビデオの写真判定を聞いてきめている結果である
韓国選手が倒れたとき 一瞬背中がマットについてしまったのをビデオが見逃さなかったのではないかと思っている