楽観論(2)

楽観論を述べたついでに もう1つの楽観論もいいたい いま超巨大津波によって 福島の原子炉はメルトダウンを起こし そのときの水素爆発によって撒き散らされた放射能セシウムにより 汚染された土地 汚染された食べ物が問題になっている 人々は 今は何の症状の無くても 将来 ガンや白血病の発生の心配を抱えて生きなければならない人が大勢いるということである 心配しながら生きるのはつらいことであろう
しかしこのガンの発生は20年30年後かもしれないという それなら それほど心配は要らないと思う ここからが私の楽観論であるが 20年30年後にはガンは致命的な病気ではなくなるだろうとい事である 私の若いころ肺結核は致命的の病であった 戦前 日本人の平均寿命は50歳まで行かず40歳代だったと思う 若い人が当時 肺病といっていた肺結核で死んでゆくからである ストレプトマイシンの発明はこの病を劇的に克服した ガンの研究はいまや世界中で取り組んでいて 早期発見ならもう死ななくなった しかし まだ発見が遅れた場合 ガンで死んでゆく人は たくさんいる 昨年 私も友をガンで失った 統計によるとガンで死ぬ人は最近多くなったそうである それは人間が長生きするようになったからで 年をとると傷ついた細胞の修復がうまく行かず それがガン細胞になるという 出来たガン細胞も免疫機能により破壊されるが 老人はこの免疫機能も弱っている そのうち ガン細胞を破壊してくれる夢のような 有効な物質が発明されるかもしれない なにしろ世界中の頭脳が必死になって研究しているのである そして科学技術の進歩は年毎驚くほど速くなっている 期待したい