今年の1字

毎年暮れになると 京都の清水寺の僧侶が今年を表現するのに漢字1字で書くと どのような字になるのかということで 大きな紙に大きな筆でその字を書くのをそれぞれのテレビで放映している 
今年はどんな字になるか私でも想像が付く それは”災“だと思う 災でなくてもそれ似た意味を持つ字になるだろう
これは 言うまでもなく 東日本大震災 付随して起こった原発事故は100年に1度または1000年に1度の大災害と言われた これだけで充分すぎるのに 台風12号および引き続いて起こった15号は長期間の豪雨を呼び 地すべり 川の氾濫により 100人 以上の犠牲者をだして 近年まれに見る大水害となった 
災害は世界でも起きていた 最近 タイでは大水におそわれて タイに進出していた日本企業がしばらくの間休業を余儀なくされている タイに進出している日本企業は150社だという これが水害を受けたのだから国難でもあるともいえる
思えば 今年は大震災の津波にはじまって 台風など 水没破壊された建物 水に漬かりながら歩いている人などの光景をいやというほど何回となく見せられた これでもかこれでもかというくらい水害が多かった年であった これから考えられる 1字は“水”かもしれない
日本では これらの災害がなければ アナログテレビが全国的にデジタルになり かずかずの携帯端末 タブレット端末が出るなど 改革の年であったろう これはパソコンなど次世代のITの将来みえてきたことを示していて “改” ガふさわしかったであろう